この記事の要点
- 海外製ロボットを自社で直輸入すると、輸入者として輸入申告と関税・消費税の納付を行い、電気用品を輸入する場合は電気用品安全法の届出や検査などの義務も自社で負います。
- 無線を使うロボットは、直輸入でも国内購入でも、日本で使う前に技適(電波法の技術基準適合証明など)の状況を確認する必要があります。
- AC アダプターなどの直流電源装置は特定電気用品、一定のリチウムイオン蓄電池は特定電気用品以外の電気用品で、PSE マーク等の表示がない電気用品は販売できません。
- ロボマで購入する場合、価格は消費税込み・日本国内への送料込みで、故障の相談は当社の窓口で受け付けてメーカーとの手続きを代行します。機種ごとの技適・PSE の状況はご購入前にお問い合わせください。
目次
01違いの早見表
直輸入と国内購入の大きな違いは、輸入の手続きと法令上の義務、保証と修理の窓口を誰が担うかです。
| 項目 | 自社で直輸入する | ロボマで買う |
|---|---|---|
| 輸入の手続きと税金 | 輸入者として輸入申告し、関税・消費税・地方消費税を納める | 販売価格は消費税込み・日本国内への送料込み |
| 技適(電波法) | 日本で使う前に自社で状況を確認する | 機種ごとに確認中。ご購入前にお問い合わせ |
| PSE(電気用品安全法) | 電気用品を輸入する場合、輸入事業者として届出・技術基準への適合確認・検査・表示の義務を負う | 機種ごとの状況は、ご購入前にお問い合わせ |
| 到着後の確認 | 購入先の条件による | ロボット本体は出荷前に当社で外観と基本動作を確認 |
| 初期不良・誤配送 | 購入先の条件による | 商品到着日から7日以内のご連絡で、当社の負担で交換または返金 |
| 保証と修理の窓口 | 海外のメーカー・販売元と直接やり取りする | 当社の窓口で受け付け、メーカーとの手続きを代行(保証はメーカー保証に準じる) |
| 見積書 | 購入先による | サイトでその場で PDF を発行(有効期限は発行日から14日) |
02技適:どちらの買い方でも、使う前に確認する
Wi-Fi・Bluetooth・携帯回線などの無線を使うロボットは、買い方にかかわらず、日本で使う前に技適(電波法にもとづく技術基準適合証明など)の状況を確認します。総務省は、技適マークがない無線機や改造された無線機は電波法の技術基準を満たさないことがあり、日本国内では無線局の免許が受けられない場合があるとしています。
無線設備を扱う製造業者・輸入業者・販売業者には、日本の技術基準に適合しない無線設備の製造・輸入・販売を行わないよう努める義務があります(電波法第102条の11)。
研究などで、技適のない Wi-Fi・Bluetooth などの機器を短期間だけ使いたい場合は「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」があります。電波法の技術基準に相当する基準に適合するなどの条件を満たし、総務大臣に届け出れば、届出の日から180日以内に限って国内で使えます。対象の無線規格は決められています。
ロボマでは、機種ごとの技適の状況を確認中です。ご購入前に、機種名とグレードを添えて 相談フォーム からお問い合わせください。確認のしかたは 技適の確認のしかた で説明しています。
03PSE:AC アダプターやバッテリーは電気用品になりうる
電気用品安全法では、電気用品の製造・輸入・販売の事業を行う者は、PSE マーク等の表示がない電気用品を販売したり、販売のために陳列したりできません(同法第27条)。海外製ロボットに付いてくる AC アダプターや充電器、バッテリーも、電気用品にあたる場合があります。
- 直流電源装置(AC アダプターなど)は特定電気用品で、登録検査機関の適合性検査が必要です。
- リチウムイオン蓄電池は、単電池1個あたりの体積エネルギー密度が400Wh/L以上のものが特定電気用品以外の電気用品です。自動車用・原動機付自転車用・医療用機械器具用・産業用機械器具用のものは除かれます。
- 電気用品を輸入する事業者は、事業開始から30日以内の届出、技術基準への適合確認、全数の自主検査、表示の義務を負います。
- 機器に装着して輸入するリチウムイオン蓄電池は機器の一部とみなされますが、同梱して輸入する場合は蓄電池としての手続きが必要です。
経済産業省は、欧米で IEC 規格を満たす製品として販売されているものでも、日本の電気用品安全法の基準に適合するとは限らず、追加の確認が必要な場合があるとしています。
ロボマの各商品の PSE の状況は、ご購入前にお問い合わせください。制度の詳しい説明は PSE(電気用品安全法)とロボットの充電器・バッテリー をご覧ください。
04関税と輸入消費税:直輸入では輸入時に納める
貨物を輸入するときは、原則として関税・内国消費税・地方消費税がかかります(税関 カスタムスアンサー 1104)。直輸入では、これらを輸入者として納めます。
- 関税の課税価格は、輸入貨物に実際に支払う価格に、輸入港に着くまでの運賃・保険料などを加えて計算するのが原則です(1403)。
- 関税率は、関税率表のどこに分類されるか(品目分類)で決まります。輸入の前に税関へ照会できる「事前教示制度」があり、文書による回答書の有効期間は3年間です(1202)。
- 消費税と地方消費税は、標準税率で合計10%(消費税7.8%・地方消費税2.2%)です。税関の計算例では、課税価格に関税額を加えた額をもとに消費税を計算しています(1111)。
ロボマはお取り寄せ品をメーカーへ手配し、入荷後に本体の外観と基本動作を確認してから国内でお届けします。販売価格は消費税込み・日本国内への送料込みです。
05保証と修理の窓口
直輸入では、保証の条件や故障したときの連絡先は、購入先である海外のメーカー・販売元との取り決めによります。購入の前に、保証の期間・範囲と、故障したときの連絡・送付の方法を確認しておきます。
ロボマで購入した場合の保証は、メーカー保証の範囲・期間に準じます。故障のご相談は当社の窓口で受け付け、メーカーとの手続きを代行します。初期不良・誤配送は、商品到着日から7日以内のご連絡で、当社の負担で交換または返金します。詳しくは ロボットの保証と修理 をご覧ください。
06条件ごとの考え方
| 条件 | 候補 |
|---|---|
| 輸入申告・電気用品安全法の届出・技適の確認を社内で担える | 直輸入も選択肢になる |
| 見積書・国内の窓口・日本語での相談を重視する | 国内の販売店で買う |
| 研究で技適のない Wi-Fi・Bluetooth 機器を短期間使う | 買い方とは別に、特例制度の届出を検討する(180日以内) |
| 機種 | 価格(税込) | 重さ | 稼働時間 |
|---|---|---|---|
| Unitree Go2 Air | ¥606,000 | 15kg | 約1〜2時間 |
| Unitree Go2 Pro | ¥885,000 | 15kg | 約1〜2時間 |
| Booster K1 Education | ¥2,824,000 | 19.5kg | 約1時間10分(歩行時) |
| Unitree G1 | ¥3,578,000 | 35kg | 約2時間 |
| Booster T2 Pro P1 | ¥8,083,000 | 42kg | 約2時間(連続歩行) |
| Yarbo Snow Blower(除雪機) | ¥1,654,000 | — | 約1時間30分 |
この記事は2026年10月時点の総務省・経済産業省・税関の公表資料をもとにした一般的な説明です。個別の機器が技適や電気用品安全法の対象になるか、関税率がいくらになるかの最終判断は、総務省(総合通信局)・経済産業省(製品安全課・経済産業局)・税関に確認してください。
よくある質問
Q海外の通販サイトで買ったロボットを日本で使ってもよいですか?
無線機能がある場合は、日本で使う前に技適の状況を確認してください。技適マークがない無線機は電波法の技術基準を満たさないことがあり、日本国内では無線局の免許が受けられない場合があります。
Q直輸入すると税金はどうなりますか?
原則として関税・消費税・地方消費税がかかります。関税率は品目分類で決まり、消費税と地方消費税は標準税率で合計10%です。輸入の前に、税関の事前教示制度で品目分類と関税率を照会できます。
Qロボマで買う場合、送料や消費税は別にかかりますか?
ロボマの販売価格は消費税込みで、日本国内への送料を含みます。
Qロボマの商品の技適や PSE の状況は分かりますか?
機種ごとの技適と PSE の状況は、ご購入前に機種名とグレードを添えて相談フォームからお問い合わせください。
参考資料
この記事について:メーカーの公開資料と当店の商品データをもとに HiroshimAI株式会社 が作成しています。作成には AI を使い、仕様の数値は商品データと参考資料に照らして確認しています。価格は表示時点の税込価格で、商品データから自動で表示しています。







